ここで、地上システムが、新しいリンク側（地上局2）へいずれのパケットを転送するかを選択できるよう、次に示す3つのモードを設定した。

・モードA：旧リンクが未処理のものをすべて新しいリンク側へ転送する方式。

すなわち、パケット?、?、?をすべて新リンクから伝送する。

・モードB：旧リンクが未伝送のものを新しいリンク側へ転送する方式。

すなわち、パケット?、?を新リンクから伝送する。

・モードC：旧リンク側に転送していないものを新しいリンク側へ転送する方式。

すなわち、パケット?のみを新リンクから伝送する。

（2）リンク切替タイミング

上記のモードに加え、新しいリンク側への転送が開始されるタイミング/トリガとして、次に示す2つの起動パターンを設定した。

・イベント独立型：ハンドオフの承認後に、旧リンク（地上局1）の処理イベントとは無関係に、直ちに新しいリンクヘの転送を開始する。この場合、地上局1の伝送キューもすべてクリアする。

・イベント依存型：ハンドオフの承認後に、地上局1からの処理完了の通知により、新しいリンクヘの転送を開始する。但し、モードAの場合には、すべてのパケットを新リンクヘ転送するため、このパターンは適用されない。

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